当ブログはJ-WAVEの「GROOVE LINE」内でピストン西沢氏にごく一瞬紹介されました。まぁ素敵。


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夕暮、更衣室、木刀

「円熟」、麒麟麦酒社の出した新しい発泡酒の商品名である。
発泡酒とは、ビールの税率引き上げに危機感を抱いたビールメーカー(SFの響きがあるな、この単語)が、麦芽の使用比率を25%以下と低く抑えることにより、ビールに極めて似た味がするにもかかわらず、法の網を見事に突破して酒税を安く抑えることに成功した奇跡のアルコール飲料である。税金対策から生まれたという背景が何となく姑息、廉価版ビールというポジション、代替品、フェイク、そんな嘲笑がブルジョアジーな方角から聞こえてくるようだ。しかし、私は発泡酒が好きだ。もちろんビールも好きだ、というかビールの方が好きだ、コクもキレもフレーバーもやはりビールの方が一枚も二枚も上である。それでも、それでもである、その若干の心細さを覚える独特の味、香り、なにか健気ではないか、頑張っている感じがするじゃないか。ビールがエースで四番なら、発泡酒は二番でショートだ、地味なつなぎ役だが既に無くてはならない存在になってしまっている。発泡酒の進化は早かった、麦芽の使用比率の上限という厳格なルールの中であらゆる努力がなされてきたのだろう、その誕生からたった11年で確かにうまくなったと思う。切れる頭脳、高度な技術、そしてたゆまぬ努力、制約された状況でベストを尽くし、今じゃスーパーでは本家ビールを凌ぐ売り場面積だ。
だが、まだ「円熟」は早い、発泡酒の役割はまだ始まったばかりだ、発泡酒が完成するのはまだ後だ、「円熟」はうまいが円熟してはいない。結局俺は発泡酒の更なる進化を期待している為に、「円熟」という商品名がダメだという事が言いたい。
「完熟ビキニもぎたて熱視線」に改名してはどうだろう?売り上げは減るな、間違い無く、まるで昭和のエロ本だ。
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by travelers-high | 2006-04-08 21:10 | 幻想絵巻