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当ブログはJ-WAVEの「GROOVE LINE」内でピストン西沢氏にごく一瞬紹介されました。まぁ素敵。


by travelers-high
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UCC?

人に会った感激で緊張して言葉が出ない。

UCC?_d0001925_20333979.jpg
そんな経験をいったいどれだけの人がしているのだろうか。まず人に会うという事、それには努力、同時に運が必要だ。
中学時代、先輩ばかりに恋をする同級生はいなかっただろうか、こういうタイプに男には少ない、大多数は女生徒だったように思う。
UCC?_d0001925_2212504.jpg小、中、高校では、同じ学年はだいたい同じフロアに集められる。校舎の1Fは一年、2Fは二年といった具合だ。これは要らぬ摩擦を防ぐ為の学校側の配慮なのかもしれない。しかし、このクラス配置で苦しむのが先輩に恋する彼らである。好きな相手が上級生である為、彼らは休み時間に廊下で好きな相手とすれ違う、という退屈な学校の時間を劇的にハッピーにしてくれるイヴェントがほとんど発生しないのだ。
UCC?_d0001925_2227226.jpgしかし、彼らはその状況に甘んじはしない。学級、学年、部活、先輩、後輩、友人、友人の友人、何のどんな関係でも良い、チャチな理由をでっちあげて、憧れの先輩を一目見るために上級生のフロアに単身乗り込んでいくのだ。そして彼らは「今日は会えた」などと、時には目を潤ませながら嬉々として友人に報告するのである。
UCC?_d0001925_22274121.jpg彼らは障害があるほど燃えるタイプの人間だったのかもしれないが、今となっては確かめようもない。尊敬、憧れ、好意、興味、何にせよ、会いたい人に会う為には努力が必要だ。遠く離れた場所に目指す相手がいる場合には尚更である。

今日、サマーキャンプで鹿5島県に来ている名古屋グランパスエイトが、練習試合をするというので見に行った。スタジアムで遠目にしか見たことの無い選手、TVでしか見たことの無い選手が至近距離にいるのである。その状況に俺は緊張の極みに達し、「サイン、お願いしース」とか「アリガト、ござむす」とか超片言の日本語しか話す事が出来なかった。己の可能性を信じサッカーに打ち込む選手達の姿は、ネパールの寺で見た祈りを捧げる僧にどこか重なる気がした。うそ、言い過ぎ。
人に会う為の努力は惜しむべきではない、会う事は一つの答えになるからだ。
by travelers-high | 2005-08-06 20:33 | サッカー