デカい(4)
2007年 07月 18日
夢の中の俺はどうやら日本にいるようだった。
幾人かの懐かしい顔を見た気がした。
俺を送り出すために徹夜で飲んで号泣してくれた顔。
とんでもない大嘘をついたのに、それでも友人でいてくれた顔。
困った時に、よりによって俺に相談した顔。
顔って、おもしれえなあ。
急に視界に朝顔が咲いた。夏なのか、今は。くるくると朝顔が扇風機のように回りだしたので、あんまり驚いたら、
目が覚めた。
外はもう暗くなっている、窓からじじいのちんぽこのようなしとしとと情けないショボくれた雨音が聞こえた。ここは、日本の夏ではなくインドの雨季だった。もう私のアジア周遊は四ヶ月になろうとしていたが、なるほど確かに色んな雑念が消えている。
そばが食べた~い。とか、すしが食べた~い。とか、そういうふうに思考が単純になっている。つまり、いろんなことがどうでもよくなっていた。
今回の旅は個人的な祭りなのだと思う、期間も規模も大きな祭りだ。誕生日も正月もアジア大陸で迎えた。祭りが長いと当然疲れる、楽しすぎてヘトヘトだった、私は実は心の中では笑い転げて腹筋がぴくぴくと痙攣して、それでも笑いが止まらない苦しみを抱えていた。
旅が、面白かった。
幾人かの懐かしい顔を見た気がした。
俺を送り出すために徹夜で飲んで号泣してくれた顔。
とんでもない大嘘をついたのに、それでも友人でいてくれた顔。
困った時に、よりによって俺に相談した顔。
顔って、おもしれえなあ。
急に視界に朝顔が咲いた。夏なのか、今は。くるくると朝顔が扇風機のように回りだしたので、あんまり驚いたら、
目が覚めた。
外はもう暗くなっている、窓からじじいのちんぽこのようなしとしとと情けないショボくれた雨音が聞こえた。ここは、日本の夏ではなくインドの雨季だった。もう私のアジア周遊は四ヶ月になろうとしていたが、なるほど確かに色んな雑念が消えている。
そばが食べた~い。とか、すしが食べた~い。とか、そういうふうに思考が単純になっている。つまり、いろんなことがどうでもよくなっていた。
今回の旅は個人的な祭りなのだと思う、期間も規模も大きな祭りだ。誕生日も正月もアジア大陸で迎えた。祭りが長いと当然疲れる、楽しすぎてヘトヘトだった、私は実は心の中では笑い転げて腹筋がぴくぴくと痙攣して、それでも笑いが止まらない苦しみを抱えていた。
旅が、面白かった。
by travelers-high
| 2007-07-18 22:45
| 火達磨旅日記